2012年08月29日
質問に対する回答 4 (8/29)
質問について回答します。
Q あまり体力に自信がないのですがバックパックは必要でしょうか?(装備について)
A 絶対に必要です。
ハートロックは概ね0900の状況開始後、とくに休憩時間等は設定されず1500頃の状況終了まで、フィールド内で行動する形となり、食事、水分補給等はフィールド内で行う形――参加者全員に自己完結性が要求されるといえます。
少なくとも一食分の携行食、2L程度の水の携行は必要になるかと思いますが、これらを携行するための背嚢(バックパック)、雑納(フィールドパック)等は必須と考えます。
携行食に関しては以下のものは官給品納入メーカーが製造しており、なかなか美味。お勧めです。
戦闘糧食II型 ミリメシ 非常食品 Aセット【1年保存】
http://www.amazon.co.jp/%E6%AD%A6%E8%94%B5%E5%AF%8C%E5%8F%8C-%E6%88%A6%E9%97%98%E7%B3%A7%E9%A3%9FII%E5%9E%8B-%E3%83%9F%E3%83%AA%E3%83%A1%E3%82%B7-%E9%9D%9E%E5%B8%B8%E9%A3%9F%E5%93%81-A%E3%82%BB%E3%83%83%E3%83%88%E3%80%901%E5%B9%B4%E4%BF%9D%E5%AD%98%E3%80%91/dp/B0085IZIY2/ref=sr_1_2?ie=UTF8&qid=1346193199&sr=8-2
Q 宿泊の際にテントは必須でしょうか?(野営について)
これは各人の判断となりますが、少なくともテントがない場合、車中泊以外に方法はなく、車内でも相当程度冷え込むので、車中泊でも寝袋は必要になります。また秋の富士山周辺は相当冷え込み、寝袋もいわゆる「3シーズン用」では能力的に不足。「冬用」のものが必要になるかと思います。また寝袋の表示にある「マイナス10度対応」等の記載は「マイナス10度でも死なない」程度のものと考えた方が無難です。
Q 自衛隊装備のマニュアル等は市販されているのでしょうか?参考になる書籍等ありましたらご教示ください。(教育訓練について)
A 装備や被服の装着要領でしたら、以下の書籍が最適かと思います。
オールカラー陸海空自衛隊制服図鑑 [単行本(ソフトカバー)]
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%AA%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%82%AB%E3%83%A9%E3%83%BC%E9%99%B8%E6%B5%B7%E7%A9%BA%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E5%88%B6%E6%9C%8D%E5%9B%B3%E9%91%91-%E5%86%85%E8%97%A4-%E4%BF%AE/dp/4890631992/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1346192579&sr=1-1
発行年が2006年と若干古く、「防衛庁全面協力」ということで、私物装備はどこにも映り込まない「広報用」ではありますが、基本を知らずに応用はなく、まさに「基本の『き』」となる一冊であると考えます。
Q 訓練にあたってなにか良い参考資料はありますでしょうか?コンバットバイブルとは、かのコンバットバイブルですか?(教育訓練について)
A ご指摘の通りのものとなります。
ハートロックの際に実施予定の訓練では、かの上田信氏の不朽の名著「コンバットバイブル」をベースに実施します。
コンバット・バイブル―アメリカ陸軍教本完全図解マニュアル [単行本] (Amazon)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AB%E2%80%95%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E9%99%B8%E8%BB%8D%E6%95%99%E6%9C%AC%E5%AE%8C%E5%85%A8%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB-%E4%B8%8A%E7%94%B0-%E4%BF%A1/dp/4890483160
コンバット・バイブル―アメリカ陸軍教本完全図解マニュアル〈2〉 [単行本] (Amazon)
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%96%E3%83%AB%E2%80%95%E3%82%A2%E3%83%A1%E3%83%AA%E3%82%AB%E9%99%B8%E8%BB%8D%E6%95%99%E6%9C%AC%E5%AE%8C%E5%85%A8%E5%9B%B3%E8%A7%A3%E3%83%9E%E3%83%8B%E3%83%A5%E3%82%A2%E3%83%AB%E3%80%882%E3%80%89-%E4%B8%8A%E7%94%B0-%E4%BF%A1/dp/4890483292/ref=ntt_at_ep_dpt_4
この「コンバットバイブル」は、米陸軍の教範、教本を漫画化したものですが、内容的にも充実しており、マンガというスタイルをとったことでビジュアル的なイメージがしやすく、錬成期間を短縮する上でも秀逸な教育資料と考えており、さまざまな部隊で教育資料として使用されているとも言われています。
また、自衛隊の訓練体系そのものが自衛隊の前身の保安隊、警察予備隊時代から米軍の影響を多分に受けており、共通する部分が大きいと考えられますので、このコンバットバイブルをベースに訓練計画を策定します。
さらにアームズマガジンの別冊として発行された「エリートフォーセス」シリーズでは、「コンバットバイブル」の自衛隊版が掲載されており、非常にお勉強になる内容となっており、ここだけは必見です。
エリートフォーセス (陸上自衛隊編Part1) (ホビージャパンMOOK) [ムック]
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%82%B9-%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E7%B7%A8Part1-%E3%83%9B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3MOOK/dp/4894253607/ref=sr_1_2?s=books&ie=UTF8&qid=1346192198&sr=1-2
エリートフォーセス自衛隊編2 (ホビージャパンMOOK) [大型本]
http://www.amazon.co.jp/%E3%82%A8%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%83%88%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%82%BB%E3%82%B9%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E7%B7%A82-%E3%83%9B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3MOOK/dp/4894254859/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1346192198&sr=1-3
ELITE FORCES 陸上自衛隊編 Part3 (ホビージャパンMOOK) [ムック]
http://www.amazon.co.jp/ELITE-FORCES-%E9%99%B8%E4%B8%8A%E8%87%AA%E8%A1%9B%E9%9A%8A%E7%B7%A8-Part3-%E3%83%9B%E3%83%93%E3%83%BC%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3MOOK/dp/4894256819/ref=sr_1_7?s=books&ie=UTF8&qid=1346192433&sr=1-7
以上、参考まで。
2012年08月29日
第2次復興支援群(ハートロック2011)活動状況3
過去の支援群の活動状況について。今回は米陸軍部隊、従軍カメラマンの目線での活動状況を報告。
しかし、どの「作品」もお遊びの域を超えた、もはや「プロの仕事」の領域。
ハートロック2011
過去のハートロックで前線基地の設営や、ハンビーを投入し、注目を集めたALPHA DOGの隊員の撮影・編集した一本。
手の込んだエフェクトが映画秘宝的な「切り株」ぶりをフューチャー。なかなかスプラッター。テンポのいいBGMとともに「尺」の長さを感じさせない一本。
ハートロック2011 自衛隊(突撃走さん)と米第三(アルファドッグ)
「通信途絶した米陸軍第3師団をHQまでエスコートせよ」との命令を受け、米陸軍部隊に合流した支援群の様子。
ゲームとはいえ、錯綜する通信。混乱する指揮官。HQから支給された弾薬の口径が違う等――「ゲーム」ながらに緊迫感の漂う描写がつづく。
ハートロック2011「レポート・フロム・アホガニスタン」
本編のイントロダクションとして公開されるも、過去二年、現在まで公開されていない「レポート・フロム・アホガニスタン」。
報道志望?と、思しき若者たちのアホガニスタンでの奮闘の記録。秀逸。本気で本編の公開、待ち続けております。
以上、参考まで。
しかし、どの「作品」もお遊びの域を超えた、もはや「プロの仕事」の領域。
ハートロック2011
過去のハートロックで前線基地の設営や、ハンビーを投入し、注目を集めたALPHA DOGの隊員の撮影・編集した一本。
手の込んだエフェクトが映画秘宝的な「切り株」ぶりをフューチャー。なかなかスプラッター。テンポのいいBGMとともに「尺」の長さを感じさせない一本。
ハートロック2011 自衛隊(突撃走さん)と米第三(アルファドッグ)
「通信途絶した米陸軍第3師団をHQまでエスコートせよ」との命令を受け、米陸軍部隊に合流した支援群の様子。
ゲームとはいえ、錯綜する通信。混乱する指揮官。HQから支給された弾薬の口径が違う等――「ゲーム」ながらに緊迫感の漂う描写がつづく。
ハートロック2011「レポート・フロム・アホガニスタン」
本編のイントロダクションとして公開されるも、過去二年、現在まで公開されていない「レポート・フロム・アホガニスタン」。
報道志望?と、思しき若者たちのアホガニスタンでの奮闘の記録。秀逸。本気で本編の公開、待ち続けております。
以上、参考まで。