2012年10月20日
警務のオシゴト 「警務隊24時」 その3
ハートロックの状況が開始されHQより、
「J隊部隊はドカン山周辺に設置されたCPを拠点として補給活動を実施せよ」
とのHQ命令を受け、アホ支群はCP地域へ展開。
群本部はCPを拠点とし本部を開設。情報小隊は周辺地域の情報収集を開始。警備中隊は各小隊ごとにただちに各部隊への補給活動を開始。直後、HQより補足命令として、
「J隊部隊はCP周辺地域を警戒せよ」
との命令が下達される。
連合軍部隊は軒並み前線へ向かい、警備戦力の不足するCP周辺地域の警戒任務を付与され、アホ支群は補給活動と、CP地区の警備という2つの大きな任務を付与されたのだった。
(※ 本部車両上で指揮を執る菊池群長)
しかし、隷下部隊は各方面へ補給に向かい、群本部は一線部隊への指揮を執り、戦力が不足。CP地区の実質的な警備の中心となったのが後方部隊であるはずの警務班だった。
ゲリラ側からすればCPは連合国軍の中枢であり、最大の攻撃目標となっていることは自明で、挙動不審な現地人、あからさまに武装した集団が遠巻きに様子を伺うなど不穏な空気に包まれていた。しかし、HQより「自衛戦闘のみ」許可されているアホ支群にとって、交戦の要件は満たさないため、こちらから脅威を排除することは出来ない。また、重要補給路上の要所に潜伏する情報小隊からも武装勢力の不穏な動きが群本部に逐一報告が上がってくる。
そんななか、CP地区東側のチェックポイントで「赤ん坊を連れた現地住人が保護を求めている」という通報が本部に入電。
警務班が急行すると、乳母車に乗せられた子供?と、母親と思しき女性?および同行者二名が保護を求めている。先に現地入りしていたISAF部隊から引き継ぎを受け、警務隊員が身体検査を実施しようとしたところ、突如、乳母車が爆発!
連続した破裂音が聞こえた後、その火が引火し乳母車が炎上!派遣警務班からの、
「至急!至急!乳母車が爆発炎上!ガチ火災。繰り返すガチ火災!至急応援求む!!」
との至急報で本業が「ファイヤーマン」の群本部4係長が臨場。受傷防止のため2係長がメガホンで状況報告をしつつ規制線を張り、小型トラックに積載していた補給用の飲料水にて消火活動を実施。
火災が収まった後、勇敢な警務班はただちに実況見分――ガチの爆発物の無力化を敢行。
(※ 紙袋の内部にはリード線を確認)
(※ 保護を求めていた男の遺留品である自動小銃。周辺の検索で弾倉2本を発見、押収)
(※ 燃えたカバン内には多数の爆竹の燃えカスを確認)
ひとまず鎮火が確認されたため、延焼の危険性の低い溶岩上に移動を試みる。
爆発物はカバン内部に入れられた大量の爆竹を電気信号によって発火させる装置を持っており、その手口から昨夜アホ支群宿営地に仕掛けられた爆発物と構造が酷似しており、同一のテロ(ネタ)容疑者による犯行と推察された――と、実況見分を終え、CPからの指示で無力化した証拠品を押収。CPへ引き渡したところ、再度、乳母車が爆発炎上!
(※ 今考えればこのテロ攻撃でCPは壊滅。想定上の完全な敗北である)
爆発時、乳母車を搬送していた警務班3名が負傷(※想定上)。ただちにPJに救出され後送されたため大事には至らなかったが、アホガン派遣史上初の「部隊全滅」となってしまったのだった。
その後も、CP地区には「J隊への手紙を預かってきた」という現地人が面会を希望。
慎重に内部をあらためたところ、なかには暗号化された脅迫文――J隊のシンボルである「桜」。「ちるさくら」。つまり、「J隊は敗れる」との内容の脅迫文と実包が。
手紙を持ってきた人物を照会したところ、身分を偽変しているが、昨夜のアホ支群宿営地で発砲事件を起こした手配中の「カリスマ」の右腕「カツ」であることが判明!
警務隊員がただちに拘束しようとしたところ隠し持っていた小型けん銃を発砲!
ついに警務隊員は「最後の手段」であるけん銃を抜く事態に発展。
手配中の「カツ」の発砲で本部要員が負傷。制圧劇の後、拘束に成功するも、CP地区の脅威度は急上昇してゆくのだった。
(つづく)
「J隊部隊はドカン山周辺に設置されたCPを拠点として補給活動を実施せよ」
とのHQ命令を受け、アホ支群はCP地域へ展開。
群本部はCPを拠点とし本部を開設。情報小隊は周辺地域の情報収集を開始。警備中隊は各小隊ごとにただちに各部隊への補給活動を開始。直後、HQより補足命令として、
「J隊部隊はCP周辺地域を警戒せよ」
との命令が下達される。
連合軍部隊は軒並み前線へ向かい、警備戦力の不足するCP周辺地域の警戒任務を付与され、アホ支群は補給活動と、CP地区の警備という2つの大きな任務を付与されたのだった。
(※ 本部車両上で指揮を執る菊池群長)
しかし、隷下部隊は各方面へ補給に向かい、群本部は一線部隊への指揮を執り、戦力が不足。CP地区の実質的な警備の中心となったのが後方部隊であるはずの警務班だった。
ゲリラ側からすればCPは連合国軍の中枢であり、最大の攻撃目標となっていることは自明で、挙動不審な現地人、あからさまに武装した集団が遠巻きに様子を伺うなど不穏な空気に包まれていた。しかし、HQより「自衛戦闘のみ」許可されているアホ支群にとって、交戦の要件は満たさないため、こちらから脅威を排除することは出来ない。また、重要補給路上の要所に潜伏する情報小隊からも武装勢力の不穏な動きが群本部に逐一報告が上がってくる。
そんななか、CP地区東側のチェックポイントで「赤ん坊を連れた現地住人が保護を求めている」という通報が本部に入電。
警務班が急行すると、乳母車に乗せられた子供?と、母親と思しき女性?および同行者二名が保護を求めている。先に現地入りしていたISAF部隊から引き継ぎを受け、警務隊員が身体検査を実施しようとしたところ、突如、乳母車が爆発!
連続した破裂音が聞こえた後、その火が引火し乳母車が炎上!派遣警務班からの、
「至急!至急!乳母車が爆発炎上!ガチ火災。繰り返すガチ火災!至急応援求む!!」
との至急報で本業が「ファイヤーマン」の群本部4係長が臨場。受傷防止のため2係長がメガホンで状況報告をしつつ規制線を張り、小型トラックに積載していた補給用の飲料水にて消火活動を実施。
火災が収まった後、勇敢な警務班はただちに実況見分――ガチの爆発物の無力化を敢行。
(※ 紙袋の内部にはリード線を確認)
(※ 保護を求めていた男の遺留品である自動小銃。周辺の検索で弾倉2本を発見、押収)
(※ 燃えたカバン内には多数の爆竹の燃えカスを確認)
ひとまず鎮火が確認されたため、延焼の危険性の低い溶岩上に移動を試みる。
爆発物はカバン内部に入れられた大量の爆竹を電気信号によって発火させる装置を持っており、その手口から昨夜アホ支群宿営地に仕掛けられた爆発物と構造が酷似しており、同一のテロ(ネタ)容疑者による犯行と推察された――と、実況見分を終え、CPからの指示で無力化した証拠品を押収。CPへ引き渡したところ、再度、乳母車が爆発炎上!
(※ 今考えればこのテロ攻撃でCPは壊滅。想定上の完全な敗北である)
爆発時、乳母車を搬送していた警務班3名が負傷(※想定上)。ただちにPJに救出され後送されたため大事には至らなかったが、アホガン派遣史上初の「部隊全滅」となってしまったのだった。
その後も、CP地区には「J隊への手紙を預かってきた」という現地人が面会を希望。
慎重に内部をあらためたところ、なかには暗号化された脅迫文――J隊のシンボルである「桜」。「ちるさくら」。つまり、「J隊は敗れる」との内容の脅迫文と実包が。
手紙を持ってきた人物を照会したところ、身分を偽変しているが、昨夜のアホ支群宿営地で発砲事件を起こした手配中の「カリスマ」の右腕「カツ」であることが判明!
警務隊員がただちに拘束しようとしたところ隠し持っていた小型けん銃を発砲!
ついに警務隊員は「最後の手段」であるけん銃を抜く事態に発展。
手配中の「カツ」の発砲で本部要員が負傷。制圧劇の後、拘束に成功するも、CP地区の脅威度は急上昇してゆくのだった。
(つづく)
Posted by アホ支群本部 at 10:57│Comments(0)
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