プロフィール
アホ支群本部
アホ支群本部
「HEART ROCK」におけるJ隊ユニットの各種連絡/調整業務を担当します。
オーナーへメッセージ
アクセスカウンタ
QRコード
QRCODE
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 9人

2012年10月27日

AAR

今次のHRでは例年通りの「運び屋稼業」(補給任務)だけかと思えば状況開始早々HQより、

「CP周辺地域を警戒警備せよ」

との命令が発出。

「?」

CP=コマンドポストは連合軍の指揮命令系統の最上位に存在する指揮所であり、もっとも攻撃を受けやすい対象のひとつだ。

大前提としてCP周辺を固める警備部隊が配置され、安全が確保されているからこそ、指揮所は活動できるのであって、HR状況中のすべての補給活動をつかさどるアホ支群は補給活動を円滑に進めることが出来る。そして、CP地域の警戒任務は前日のHQ会議でも指示されていない任務だった。

アホ支群に実働部隊として3個小隊があったとしても、広大な本栖会場全域に展開するすべての連合軍部隊に各隊同時進行のひっきりなしの弾薬補給を行い、さらには補給路の警戒警備と、CP警備の要員を捻出するにも絶対的な頭数が足りない。さらにはHQより許可されていた当初の交戦規定は、

「自衛戦闘のみ」

つまり、眼前に脅威が存在したとしても、確実に「我」に対する発砲を現認してはじめて、「必要最小限度の武器使用が出来る」というものであって、重要拠点の警備戦力としては行動上制限が多い。そして、運用上の概念に「統合と共同」があるが、運営側の編制上、「J隊部隊はHQ(本部)直轄運用」と位置付けられているため「それぞれの指揮命令系統に則って共同する」共同作戦ではなく、HRでは参加する各国ユニットを実質的な統合部隊として運用しており、この「HQ命令」となればしょうがない。

AAR

※ CP外周で警戒配置につく警備2小隊

AAR

※ CP外周をパトロールする群本部車両

部隊運用はひっ迫していたが結果的に補給任務を完了し、命令解除された小隊をローテーションでCP警備につかせ、次の部隊が帰来したら直ちに交代、小休止――という部隊運用でやりくりすることとなる。

AAR

※ CP周辺地域で情報収集を行う情報小隊

――その間、警務班を中心に不審者の拘束を行い、米軍部隊から引き渡された捕虜の後送、爆発物処理を行い、さらには接近する武装集団に警告を行うも、当然、武装勢力側も「最大の攻略目標」であるCPにさらなる接近を図る。そんななか時限発火装置によるIEDがCP横で爆発したためか、HQ命令もなし崩し的に拡大(←泥沼化)されることとなった。

「接近する不審者の武装が確認された場合は発砲を許可」

CPに度々接近を図る武装勢力と、各方面で脅威度が上がり、正面戦闘にかかりっきりでCP周辺に展開可能な連合軍部隊がいなかったのか、連合軍部隊の対処能力が不足していたのか、まさかのJ隊部隊に「攻撃的任務」が付与されることとなったのだった。

AAR

AAR

※ 連続テロ(ネタ)攻撃でついにHQ命令でJ隊の交戦規定が改訂される

その直後に発出されたHQ命令にアホ支群本部一同、仰天することとなる。

「ゲリラの急襲を受け壊滅した米陸軍部隊のFOBに速やかに前進し拠点(FOB)を確保せよ」


「!?」


どうやら米陸軍の配置されていた「北FOB」がゲリラの攻撃で陥落。多数の死傷者を出し、陥落した模様。

AAR

※ FOBに向け前進準備中の警備1小隊

補足命令として「アホ支群総力をもってFOBを確保」「脅威は排除」――どえらいことになった。と、直ちに本部より各部隊長へ無線が飛ぶ。ただちに全部隊をCP地区に戻し、補給、再編成を行い、群長を乗せた小型トラックと共に北FOBに向け前進を開始。

「HQ命令!アホ支群は速やかに北FOBへ向け前進。北FOBを確保せよ!」

と、「ナンバー小隊」を先頭に北FOBに向かうも、FOBに上がる坂道で射撃を受け、負傷者発生!

確認すると、発砲したのは英軍特殊部隊で、HQから出された命令が錯綜していたのか、英軍特殊部隊も北FOBを目指しており一足先に到着。アホ支群を武装勢力?と誤認、誤射したのだった。負傷者を後送し、北FOBに進入する。米陸軍部隊に攻撃を行ったゲリラ部隊はすでに退散しており、HQへ北FOB確保の報告を行い、じ後の行動について問い合わせると、回答もとい命令は、

「FOBに展開中の部隊をCPに戻し、部隊交代。現地域を確保。周辺地域に逃走した武装勢力を捕捉し攻撃せよ」

まさかの「撃滅掃討」(!)のHQ命令

北FOBに拠点が変わったアホ支群は部隊主力を残し、周辺地域の索敵に斥候を出すも、痕跡がない。

ひとまず攻撃するにも、敵を発見、捕捉しなければどうにもならない。

ナンバー小隊2個、情報小隊1個をそれぞれ指定された地点へと送り、展開後、反時計まわりで索敵を実施したところ、CPの南西300mの丘に敵部隊を発見。群本部も小型で追及。我に対する発砲を確認したため、警備1小隊が応戦。他地区の索敵に出ていた部隊も急行するなか、HQ命令で連合国軍も到着。アホ支群は東側斜面より攻撃を敢行。連合国部隊と協同して丘の上まで武装勢力を追い詰めることに成功するも、突撃発起の一歩手前で状況終了――と、「想定海外派遣」で「まさかの撃滅掃討」という、「まさかのパラレルワールド」が現出したのであった。


しかし、当初から「補給任務」を主要な任務として想定していたため、最大の任務である補給任務と、その他任務に二正面で対応するためには装備も人員も足りず、さまざまな教訓を残したHR3rdでもあった。

今次派遣を教訓にこの「二正面作戦」を十二分に実施するには、

小型トラックの増強 → 補給任務に抽出な車両の増強。3台程度。
編成は3単位 → 警備小隊を3個小隊編成で運用。現勢ではフル回転。
機関銃の増強 → 警備火力の不足。各分隊1丁での運用
本部機能の強化 → 幕僚、通信員の増強
通信機能の強化 → 無線機の増強

以上の改善が必要と感じられた。

そして運用については大方針はHQが策定することとなる。その大枠のなかで各部隊のSOPを設定することとなるが、「補給および後方支援」と「補給活動及び戦闘行動」では、当然、SOPも異なってくる。

HQはじめ、関係機関との事前調整の重要性を痛感させられた状況であった。


「戦場の運び屋稼業」とは、まことに奥深きものであると同時に、コストのかかるものである。




同じカテゴリー(報告)の記事画像
HR2013 状況終了
HRから一週間
警務のオシゴト 「警務隊24時」 その4
警務のオシゴト 「警務隊24時」 その3
橋本学生20さいの冒険
警務のオシゴト 「警務隊24時」 その2 
同じカテゴリー(報告)の記事
 HR2013 状況終了 (2013-09-26 01:36)
 HRから一週間 (2012-10-23 08:39)
 警務のオシゴト 「警務隊24時」 その4 (2012-10-20 11:47)
 警務のオシゴト 「警務隊24時」 その3 (2012-10-20 10:57)
 橋本学生20さいの冒険 (2012-10-20 03:24)
 警務のオシゴト 「警務隊24時」 その2  (2012-10-16 05:51)
Posted by アホ支群本部 at 02:13│Comments(0)報告
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。