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2012年08月22日

第1次復興支援群(ハートロック2010)活動状況2

「補給所よりX地点の米陸軍部隊に補給品を輸送せよ」

と、HQから命令が下りてきた場合、実施部隊の指揮官はただやみくもに補給品を運ぶのではなく、人員、車両などの部隊の資源と能力の許す範囲で作戦を練る形となり、たとえば、補給所(デポ)からX地点の間の補給路の選定は特に重要となるため、詳細な地理情報、脅威の有無の確認と見積もり。誤認しやすい交差点などの要衝では交通統制、警戒部隊の配置。さらには他部隊との現地調整も必要となります。

そのなかでも情報収集活動はヒストリカルゲームでも、サバイバルゲームでも重要な要素となり、自衛隊の編成では師団・旅団に配置される偵察隊に相当するものとして、多くの戦闘部隊の本部管理中隊(本管中隊)内に情報小隊が置かれ、各種情報収集任務の中核となります。というわけで、ハートロックにおける情報収集活動について。

以下、ハートロック2010記録写真より。

第1次復興支援群(ハートロック2010)活動状況2

宿営地警戒中の情報小隊の偵察オート(注1)。

この直後、ゲリラ掃討作戦を実施していた米軍部隊が戦闘の混乱で通信途絶。

本部系の通信網は各隊からの応援要請などで交信量が激増し、情報は錯綜。精確な情報が上がらない状態と化したため、群本部は孤立する米陸軍部隊と本部系統の通信の確立および情報収集を行うため、「詳細な地理情報を収集」するための「調査研究」を指示。

第1次復興支援群(ハートロック2010)活動状況2

第1次復興支援群(ハートロック2010)活動状況2

しかし、戦闘地域が近く、流れ弾も付近に着弾する状況のなか、部隊は行動を秘匿し、交戦を避けつつ米陸軍部隊を目指す。

第1次復興支援群(ハートロック2010)活動状況2

しかし、いくら流れ弾が飛んでくるからと言って、彼我(友軍/敵軍)の判別も出来ないなかでやみくもに発砲できず、分隊長・班長は難しい判断を迫られながらも着々と米陸軍部隊に接近し、合流に成功。

第1次復興支援群(ハートロック2010)活動状況2

米陸軍部隊の小隊長より状況を聴取したところ、総攻撃の一歩手前で弾薬が尽き、HQへ補給を要請しても応答がない――と、武装勢力のたてこもる防御陣地直近で待機中だった米軍部隊と調整。補給品要請、到着を待って、再編成後、米陸軍部隊は武装勢力の立て籠もる丘に向けて突撃発揮を敢行。

武装勢力を殲滅し、丘の安全化を実施して状況は終了。

――自衛隊部隊は当然、「集団的自衛権の行使に該当する恐れ大」と、情報収集任務を終えて、帰投したのでありました。


※注1 ホンダ製XLR250シリーズに特装品を搭載した防衛庁向け「偵察オート」は、小型で機動性の高さから偵察隊、情報小隊の主要な装備品として装備されている(いた。現在はほぼ後継のカワサキ製KLX250に更新)。ハートロック2010参加者の持ち込んだ「偵察オート」は、いまだかつて見たことのない状態の良さで、所有者の「陸自愛」を強烈に感じさせられるものだった。当方もレストア用車体を入手するもレストアは無期限休止中。無念。




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Posted by アホ支群本部 at 16:20│Comments(0)過去の活動状況
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