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「HEART ROCK」におけるJ隊ユニットの各種連絡/調整業務を担当します。
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Posted by ミリタリーブログ at

2012年08月16日

脱落防止について

通常のサバイバルゲーム時に自身の装備品を脱落、紛失してもフィールドスタッフに問い合わせればかなりの確率で回収出来ます。が、ハートロックの会場となる本栖ハイランドの場合、元々がサバイバルゲームに特化したフィールドではなく、起伏も激しく、広大なフィールドからの回収はまず不可能。

過去のハートロックでも「盛りに盛った」参加者があれこれ紛失しては泣きをみている光景に各所で出くわしました。

そこで、支援群では自衛隊の伝統に則り、仲間が脱落した装備品は全員で捜索!片手に無線!片手にライト!地面を這いつくばり「地面とお友達」になりながら「出てくるまで捜索」を行います。

過去には隊員の紛失したミニミの床尾(ストック)固定ピンから、ESSシューティンググラスのノーズパッド、89式の規制子までを発見回収。が、この一斉捜索を行うと出るわ出るわ、皆こんなに落としているのか?と、目を疑うほどの装備品が「出土」します。

定番のハンドガン用のマガジン、ダミーグレネードや小型ポーチ、スリング金具に新品同様のハンドガンetcーーと、装備品を脱落させればいざという局面で使用出来ないーーということは、チーム。つまり、組織として戦闘力を最大限発揮出来ず、同時にたとえエアガンの弾倉(マガジン)一本とはいえ、それだけで各自の本業を時給換算したいくらかの時間と自由を失ったかたちとなる。そして「出てくるまで捜索」。これはなかなか過酷な作業です。

一部で「自衛隊の悪しき慣習」の象徴のように語られる脱落防止も「おこづかい目線」からも非常に重要な着眼といえるでしょう。

またヒストリカル的な見地からもバッチリキメた(?)脱落防止はなかなか絵になるもので、各自、研究されてみるのも一興かと思います。

ひとまず、

・拳銃にはランヤード
・小銃には黒ビニテ
・腰回りにはタイラップ

テッパチの「生け花」(←ヘルメットのカモフラージュ)同様、さまざまな流派と、個人の流儀があるので100%の正解はありませんが、地味に奥深きセカイです。

そして、万が一落としても「戻ってくる」ことを考慮して装備品には所属、氏名を記名することも重要。とくにハートロックなどで同じ装備品で統制した場合、「取り違えてるのに両者気付いていない」ということもままあり、89式小銃で全員が統制した当方の原隊では三人が三人、別人の89を持ってるのに気付いてない。

「なんか今日俺の89やたら調子がいいなと思ったんだよね」

なんてこともありました。

銃床(ストック)にはホワイトで銃番書き込むのが自衛隊野郎の基本ですが、後々を考えて黒テプラも有効です。ちなみに各所で伝え聞く盗難を防止する観点から「魔除け」的にも装備品への記名は有効です。

以上、参考まで。


脱落防止処置については後日詳細を追記します。  

Posted by アホ支群本部 at 03:23Comments(0)参考情報

2012年08月16日

携行品・背嚢入組品について

「ヒストリカルゲーム」であるハートロックの状況中は概ね0900〜1500の間、とくに休憩時間は設けられず、いわゆるゲームフィールドのセーフティーに相当するものもなく、水分補給、食事、「地雷埋設」等も各自または部隊長判断で行うこととなります。

よって状況中の食料、飲料水の携行は会場入りの時点で完了しておくことが必要となり、状況中にテントや車に取りに行くことは出来ないので背嚢(バックパック)または雑納(小型バック)は各自必携となります。

また10月の富士山周辺の涼しい高地とはいえ、激しい運動を行い汗を多くかき、天候次第では熱中症の恐れもあることから対策として塩そのものや塩飴。梅干しなども絆創膏、消毒液などの個人用の衛生キットとともに背嚢に入れておくとよいでしょう。

さらに第2回ハートロック開催時のように土砂降りの雨に降られたとしても「天候回復するまでセーフティーで様子見」は不可能なため、雨衣や装備の防水処置を行うための資材(小銃覆い、ブラックテープ、ジップロック等)も必要となり、さらには会場となる富士山周辺は昼夜の寒暖差が大きいため夜間の防寒用に戦闘防寒外被(フィールドジャケット)、ヒートテック上下などの携行も必要ーーといいますか、本栖の夜は本気で寒く、なめてかかると翌日の本番に響きます。

そして土日にわたって行なわれるハートロックでは、土曜日から参加の場合、天幕(テント)、寝袋、マット等の野営器材も必要となり、近場にコンビニ等も存在しないため、土曜昼に現地入りし2日間行動すれば、現地入りの時点で一人あたり最低3食+オヤツ、飲料水程度の糧食の携行が必要となり、この辺から通常のサバイバルゲームと大きく様相は異なり
「自己完結性」が要求されるといえます。

参考までに前回ハートロック時の背嚢入組品について記載します。

状況中は部隊長の設定したSOPに則り、各員で共通+個人の判断で携行品を組みました。自分の場合、陸自迷彩パトロールパックを使用。

・ゴアテックス雨衣上衣
・防水処置した予備くつ下、シャツ
・小銃覆い射撃用
・飯盒内に戦闘糧食相当品
・カロリーメイトと飴
・予備水筒(ナルゲンボトル満水)
・ツールナイフ、予備ライト
・各種電池(無線、ライト、ダットサイト用)
・ブラックテープ、ダクトテープ

ちなみに電池はなるべくライトや無線など、使用する電池の規格を統一しておくと様々な面で吉です。

以上参考まで。

※コメント等で参考になるものがあれば逐次追記します。  

Posted by アホ支群本部 at 02:04Comments(0)参考情報